電子カルテ導入の見込みがない中、30年分の患者カルテを効率的に管理する方法はあるのか―。都立北療育医療センター(東京都北区、120床)の診療記録は紙カルテで、管理する診療情報が年々増えつつある。診療情報の所在の把握が難しい状況を改善しようと、同センターの職員がバーコードによる管理システムを独自に開発。わずか10万円超の開発経費でつくり上げたシステムが、院内に“変革”をもたらした。【新井哉】 ■難しいカルテの所在把握、手作業では限界 「診療情報の保管場所が3か所に分かれ、その保管場所に行ってみなければ、診療情報があるかどうか分からない状況だった」。管理システムを開発した同センター事務室の竹中勝美・医事係長は、システム導入前の状況について、こう説明する。 診療情報の保管場所は、病歴室とカルテ庫、カルテ倉庫の3か所。未返却のカルテの把握が難しいこともネックになっていた。外来カルテは、診療日の2日前から出庫作業に入り、診療当日に返却されるまで、3日分の約600件の外来カルテが院内に流通し、所在の把握が難しかったという。
【連載「創意工夫で院内改善」】
制吐剤を変更、年1000万円の費用削減(2015/07/14)
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