不要・不急の病状での救急医療機関の受診や、時間外での受診を減らし、医師の過酷な労働環境を是正するための情報提供のあり方などを協議してきた厚生労働省の「上手な医療のかかり方を広めるための懇談会」は17日、「『いのちをまもり、医療をまもる』国民プロジェクト宣言」をまとめた。医療現場の窮状を広く伝えると同時に、適切な医療情報の提供体制や相談窓口を整備することで、医師の労働環境改善・医療の質の確保につなげる。厚労省が広報活動を進め、具体的な施策に落とし込むほか、懇談会の構成員らも独自に情報を発信していく。2019年度以降も継続的に厚労省などがプロジェクトの進捗を確認し、国民全体の意識改革を目指す。【吉木ちひろ】
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