厚生労働省はマイナンバーカードで被保険者の資格確認ができるようにする健康保険法改正案を国会に提出したが、政府としては次の段階としてマイナンバーカードの「健康保険証との一体化」を目指していることが明らかになった。2月26日の経済財政諮問会議で民間議員が「健康保険証との一体化の推進」を提言したのに対し、佐藤ゆかり総務副大臣が2月15日のデジタル・ガバメント閣僚会議の場で「健康保険証との一体化」を含めたマイナンバーカードの普及策の取りまとめを指示されていたことを明らかにした。【ライター 設楽幸雄】
経済財政諮問会議の2月26日の議事要旨が1日公表され、明らかになった。
デジタル・ガバメント閣僚会議は、国と地方公共団体のデジタル化を機動的に進めることで社会全体のデジタル化を推進することとしている。
官房長官を議長とし、副議長には情報通信技術(IT)政策担当相と総務相が就き、ほかに厚労相や財務相を含め関連する大臣など11人が構成員となっている。2014年に設置されたが、18年に再スタートし、2月15日にその第3回会議が開催された。
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