都道府県は2020年度から、地域間や診療科間の医師の偏在対策に本格的に着手する。そのベースとなるのが、都道府県が19年度中に策定する「医師確保計画」だ。厚生労働省はこのほど、医師確保の方針や確保すべき目標医師数の考え方などを盛り込んだ策定ガイドライン(GL)をまとめた。【松村秀士】
医師確保計画は、都道府県が医療計画の中に「医師の確保に関する事項」として策定するもので、3年(最初の計画は4年)ごとに計画の実施・達成を積み重ね、36年までに医師の偏在を是正することを長期的な目標とする。厚労省は、都道府県がGLを参考にし、地域の実情に応じた計画を策定してもらいたい考えだ。
GLでは、都道府県は、▽医師偏在指標に基づく医師確保の方針▽確保すべき目標医師数▽目標の達成に向けた施策内容―などを医師確保計画として定めるよう求めている。
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