【株式会社ジャパンコンサルタント アンド メディカルサービス代表取締役 森清光】
ついに新元号「令和」が発表となり、世間的にバタバタする1カ月ではないでしょうか? 医療業界においては、新元号への対策に加え、目前に迫ったゴールデンウイーク10連休中の対応など、てんてこ舞いとなっているのではないでしょうか?
今回は、医療機関において必要不可欠となっているIT活用について書かせていただきたいと思います。
医療機器や技術などの近代化により、病院内にもIT機器が増えてきました。病院で初期の大型IT導入といえば、放射線画像管理システムの「PACS」やレセプトコンピューターが多いのではないでしょうか? その後、CTやMRIなどの画像により容量を使う機器導入や電子カルテの台頭と、病院へ導入するITの投資規模は大きくなっています。
規模が大きくなるにつれ次第に中小病院では、IT化が進んでいる病院と全く進んでいない病院との、二極化が拡大しているようにも感じます。
■医療界におけるITの現状について
国は、2001年に「e-Japan戦略」を示し、医療分野においても電子カルテなどのIT化を推進することになりました。当時よりもITのインフラが発達した現在では、より一層のIT化政策が進められています。
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