「予防」に力点を置いた国の認知症施策について、当事者らを含めた国民の不安や偏見をあおるのではなく、診断されてからの症状の進行を遅らせるなど、二次予防に主眼を置いた施策を展開してほしい―。認知症の当事者や家族、支援者で組織する4団体でつくる認知症関係当事者・支援者連絡会議の代表者らが22日に開いた記者会見で、こうした訴えを口にした。家族介護者、若年性認知症の当事者や、現在の介護認定調査の指標では評価が困難なタイプの認知症の当事者にも支援が行き渡る社会保障・介護保険制度の充実などを求める共同提言を発表した。【吉木ちひろ】
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