財政制度等審議会の19日の建議は、国民健康保険の法定外繰り入れ解消、地域医療構想の実現に向けた診療報酬適正化など、薬価制度抜本改革の残された課題の実施、調剤報酬の見直し、などが必要だとした。これらは、経済財政諮問会議にも財務省が説明しており、骨太方針2019原案にほぼ取り込まれている。一方、骨太方針原案が記載を見送った「給付と負担の在り方」について財政審建議は、その方針を受け入れつつも、具体的な考え方を提示した。それらは骨太方針2020に向けた材料となっていく。【ライター 設楽幸雄】
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