後発医薬品の使用割合は、厚生労働省が月ごとにまとめている「最近の調剤医療費の動向(調剤MEDIAS)」で直近の状況が明らかにされているが、厚労省は新たに医科についても入院と入院外の院内調剤分の状況をまとめた。それによると、2018年3月診療分では、調剤は73.0%だったが、医科の入院外は61.0%にとどまり、調剤に比べて大きく遅れていることが明らかになった。入院は73.0%で調剤と同率。調剤と医科の合計は70.6%。【ライター 設楽幸雄】
厚労省は、後発医薬品の使用状況についてはこれまで、「最近の調剤医療費の動向」で月ごとの分析結果を公表してきた。直近では、19年2月分で77.5%となっている。調剤レセプトのうち電算処理されているものを対象にしたもので、医科と歯科の院外処方についての状況だ。
しかし、院外処方の割合は、19年2月時点で75.5%であり、25%程度がまだ院内調剤となっている。その入院外の院内調剤分、また入院についての後発医薬品の使用状況についてのMEDIASでの分析はこれまで行っていなかった。
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