金融機関は今後どのように医療・介護事業者と関わっていけばよいのか-。地域経済活性化支援機構(REVIC)はこのほど、ヘルスケアセミナーを開催した。
人口が減少し、地域の医療・介護の需要も減っていく中、サービス供給量が過剰になる地域では、地域内での統合による供給量の適正化が進むことも考えられる。セミナーでは、今後銀行はどのように、病院や介護施設の再生支援を進めればいいのかが話し合われた。
シンポジストからは、面的に再生しなければ、地域の医療・介護の競争力も落ちていくといった指摘もあった。【大戸豊】
官民ファンドのREVICでは、有用な経営資源を持ちながら、過大な債務を抱える企業を対象に、債務の適正化や融資のほか、専門人材の派遣を通じ、事業再生を支援してきた。病院や介護分野でも27件の支援実績がある。
セミナーでは、銀行の融資担当者、弁護士、医療経営コンサルタントなどが講演した。
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