厚生労働省がこのほど公表した2019年度の特別養護老人ホーム(特養)の待機者数(要介護3-5、入所申込者数)は約29万2,000人だった。16年の前回調査時の約29万5,000人と比べておよそ3,000人減った。要介護度別に見ると、要介護5の待機者が5,000人以上減少していることから、制度改正や報酬改定の影響を受けて重度者の受け入れが進んでいることがうかがえる。【吉木ちひろ】
待機者数は、19年4月時点の状況について各都道府県からの報告を集計したもの。
要介護3-5の待機者全体のうち、在宅での待機者は約11万6,000人(39.7%)で前回と比べて約7,000人減った。在宅でない人は約17 万6,000人(60.3%、約4,000人増)だった。
(残り784字 / 全1108字)
この記事は有料会員限定です。
有料会員になると続きをお読みいただけます。
【関連記事】