男性の美容医療トラブルも増加
国民生活センターが注意喚起
国民生活センターは、男性の美容医療トラブルも増加しているとして注意喚起を行っている。不安をあおられたり、大幅な割引を提案されたりしても、即日契約・施術をしないよう呼び掛けている。
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同センターに寄せられた相談事例もホームページで掲載している。1つ目のケースでは、20歳代の男性がインターネットで医療脱毛と検索し、「全身脱毛が5回で15万円」というクリニックの広告を見て、インターネットで予約。初診のカウンセリングを受けたところ、「全身と顔の脱毛は5回より15回やった方が効果がある。2年間に15回施術する契約が約100万円だ」と言われた。
本人は高いと思ったが、「本日の契約なら学割で約90万円と安くできる。支払期間は3年間で毎月約3万円の分割払いだ」と説明され、「それぐらいの金額であれば支払えないことはない」と思い、契約をしてしまった。その後、知人と話をしたところ、高額であると指摘され、支払いを続ける自信がなくなったという。高額な契約だったので、本人は解約を希望している。
同センターは「美容医療の施術は多くの場合、緊急性がない」としている。また、カウンセリングを受けるだけのつもりだったとしても、「今日契約・手術すれば割引」と契約を急かされて即日施術を勧められるケースがあると指摘。その場で判断せずいったん帰宅して周囲に相談するなど、慎重に検討するよう促している。
「自由診療」で提供される美容医療は、保険診療と比べてその診療・施術や契約の内容が一般的に標準化されておらず、保険診療でのルールも適用されない。そのため、不適切な診療があっても潜在化しやすく、患者側も適切な医療機関や施術を選択することが難しい状況だ。
近年では美容医療の実施件数の増加とともに、国民からの相談事例も増えているほか、医師法などの医事関係法令に違反する疑いのある事例があるとの指摘もある。
医療介護経営CBnewsマネジメント
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