■優秀賞
「AI/ナビ搭載 業務自動化RPA RKシリーズ」
株式会社キーエンス
RPAグループ セクションマネージャー
蒲野盛孝氏
永続性-。これからの病院を運営するに当たって無視できないワードの1つ。「病院DXアワード2026」最終審査の舞台に立った蒲野氏は、このワードを武器に、会場にいた医療従事者の関心を惹起。RPAによる再現性の高い業務の実現が、永続性につながることを蒲野氏は強調した。
今回、優秀賞を受賞したのはRPAソフトウェア「AI/ナビ搭載 業務自動化RPA RKシリーズ」。特徴は、従来RPAで課題になりがちだった「シナリオ作成の難しさ」や「メンテナンス性の低さ」などを、ナビゲーションをはじめとした3つの機能で解消。IT知識がなくても自身でデスクワークを自動化することができる。
DXの進展に伴い、RPAも玉石混合だ。そんな中、蒲野氏は、「どんなRPAでもいいのかというのと、そうではない」と言い切る。病院の歩調に合わせながら、システム担当が枯渇すると予想される4,5年先を見据えた取り組みの提案が大切という。「早く・大きな効果を・継続的に出し続けることでこそ病院経営に寄与できる」、と病院の永続性を考える姿勢が、自社のRPAを支える大きな土台になっている。
最終審査のプレゼンテーションの舞台に一緒に上がったJA愛知厚生連足助病院(豊田市)が、このRPAを導入したのは2023年9月。事務職への導入を皮切りに、放射線技師や検査技師、理学療法士でも通常業務のフローに組み込み、短縮できた業務時間は年間で800時間。事務部企画室医事課長兼医療情報課長の梅村健太氏は「看護師や薬剤師へも広げていきたい」と考えており、数年先を見据える目線は、蒲野氏が話した「4、5年先」と重なっていた。
会場には、息がぴったり合ったプレゼンを誇らしそう見つめる足助病院長の小林真哉氏の姿があった。最終審査イベントが終わると、すぐに駆け寄り2人をねぎらった。
DXを導入すると、「残業時間が〇時間減った」など費用対効果が求められるが、小林氏は、それ以上に大切なものがあると説く。「医療の本質は患者さんに向き合うこと。DXの製品・サービスを使うことで、心身ともに患者さんに捧げる時間ができるということがわれわれ医師の心に刺さる」(小林氏)。
実際に足助病院で削減できた年間800時間の業務は、「患者さんへのより丁寧なケア」(梅村氏)につながっている。AI/ナビ搭載 業務自動化RPA RKシリーズは、医療の質に確実に貢献。足助病院のDXのバディとして、今後も医療現場に寄り添いながら、永続性に寄与する。こんな思いで、蒲野と梅村、小林の3氏は、会場を後にした。
▽「「AI/ナビ搭載 業務自動化RPA RKシリーズ」の記事は以下から
https://www.cbnews.jp/news/entry/20260101000010
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