東京歯科保険医協会は2月18日、中央社会保険医療協議会(中医協)が了承した「歯科鋳造用金銀パラジウム合金」の告示価格を4月から76円引き上げるとする「随時改定」について、「材料価格の高騰の実態に追い付かない改定」と抗議する声明を発表した。
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歯科用貴金属の価格を改定-10月から
随時改定は、歯科用貴金属の価格の変動が激しいため、半年に1度、材料価格が5%以上変わった場合に告示価格を見直すもの。中医協は1月21日の総会で、金銀パラジウム合金の告示価格を、4月の随時改定で802円から878円に引き上げることを了承した。
一方、声明では、金銀パラジウム合金の市場価格は900円台後半から1000円台で推移していると指摘。告示価格と市場価格の差額分は医療機関の赤字になるとして、改定ルールの見直しを求めている。
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