中央社会保険医療協議会(中医協、会長=森田朗・東大大学院教授)は18日の総会で、ノバルティスファーマのクリオピリン関連周期性症候群(CAPS)治療薬イラリスの薬価収載(25日付)を了承した。同薬については16日の総会で審議されたが、委員から効果などの説明不足を指摘する声が上がり、保留扱いとなっていたため、18日の総会で厚生労働省が臨床試験結果などに関する資料を提示。委員からは、次回以降の薬価収載でも分かりやすい形で説明するよう求める意見が出た。
厚労省によると、CAPSは炎症性サイトカインの過剰産生が原因で、出生直後、または乳幼児期に発症し、発熱やさまざまな炎症症状が現れる。国内で確認されている患者数は約30人。
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