中央社会保険医療協議会の薬価専門部会は2日、後発医薬品のうち内用薬の薬価について、初回収載時、初回改定前の追加収載時に、収載希望品目数が10品目を超えた場合は、先発医薬品の6掛けで算出するとの厚生労働省の提案を大筋で了承した。初回改定後に10品目を超えた場合は、既収載品の最低薬価の9掛けで算定する。
また、同一成分の後発品の薬価に大きなばらつきがある問題への対応策として、算定薬価が最高薬価の20%以下の場合に統一名収載し、それらの加重平均値で同一薬価を設定している現行ルールに加え、算定薬価が最高薬価の20%以上30%未満の場合は銘柄別収載し、加重平均値で同一薬価を設定することを了承。また、30%以上でも、算定値が3%以内の複数の後発品については加重平均値で同一薬価を設定することにした。
意見交換では、白川修二委員(健康保険組合連合会専務理事)も、「とりあえずはこれでスタートして、その後の薬価の引き下げの影響や品目数の変化を踏まえ、次々回の改定の時にはもう一度後発品の最初の値付けについて議論するというやり方が、今回は妥当と考えている」と述べた。
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