成人用肺炎球菌と水痘の定期接種化に伴い、厚生労働省は13日、厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会予防接種基本方針部会に対し、多価肺炎球菌莢膜ポリサッカライドワクチンの接種歴について、定期接種を行う医療機関が予診票や問診で確認する案を示した。過去5年以内に接種していた場合、再接種の副反応頻度が初回接種に比べて高いとする報告を受けたもので、実施主体の市区町村に対しても、接種歴を予防接種台帳で管理することなどを求めた。【新井哉】


　厚労省は、同ワクチンの過去5年以内の接種歴がある場合、「注射部位の疼痛や紅斑、硬結などの副反応が、初回接種よりも頻度が高く、程度が強く発現すると報告されている」として、「定期接種を行う医療機関は、予診票や問診で過去...