2016年度診療報酬改定に向けて議論している中央社会保険医療協議会(中医協)は、これまでの議論の内容を整理した「骨子」に対するパブリックコメントを募集している。【佐藤貴彦】
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中医協は13日、16年度改定の案を作成するよう厚生労働相から諮問を受け、これまでの議論を踏まえた「一応の整理」として骨子を取りまとめた。今後、この骨子を基に議論を深め、2月中旬までに改定案を答申する予定。パブリックコメントは、医療現場や患者などの意見を踏まえて議論するために募集する。
骨子によると、急性期の7対1入院基本料(7対1)をめぐっては、入院患者が重症かどうかを評価する「重症度、医療・看護必要度」の項目を、密度が高い医療が必要な状態を適切に評価できるように改めるほか、重症者が入院患者の「15%以上」でないと病院が7対1を届け出できないルールの基準などを見直す。さらに、退院患者の「75%以上」が自宅などに帰っていないと届け出できないルールの基準も見直す。
骨子に対する意見は、電子メールか郵送で22日(必着)まで受け付ける。
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