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「岐路に立つ精神医療 これからの経営思考」掲載一覧
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「かかりつけ精神科医機能」という用語が招いた混乱
2025年09月12日 09:26
【石川県立こころの病院院長、日本公的病院精神科協会会長 北村立】 「かかりつけ精神科医機能」という用語は、「精神障害にも対応した地域包括ケアシステムの構築に係る検討会」(2020年3月-21年3月)で登...
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関心高まる強度行動障害、中核的人材の育成急務
2025年08月19日 13:00
【石川県立こころの病院院長、日本公的病院精神科協会会長 北村立】 強度行動障害とは、自傷・他害、こだわり、物壊し、睡眠の乱れ、異食、多動など、本人や周囲の人の暮らしに著しい影響を及ぼす行動が高頻...
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精神病床5.3万床削減、医療費削減の効果は薄い
2025年07月08日 09:44
【石川県立こころの病院院長、日本公的病院精神科協会会長 北村立】 自民・公明・維新の3党合意により約11万床の病床削減案が示されたのは周知の通りだが、このうち精神病床は5万3,000床とされ、その根拠は...
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精神科作業療法の地位向上を 多職種の中心担う存在に
2025年06月16日 10:00
【石川県立こころの病院院長、日本公的病院精神科協会会長 北村立】 精神科作業療法は精神科病院の安定した収入源だが、これを正しく理解している精神科医や看護師は少ないと思われる。園芸や運動、レクリエ...
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緊急措置入院の積極的運用も有用 人権擁護の観点で
2025年05月20日 11:00
【石川県立こころの病院院長、日本公的病院精神科協会会長 北村立】 まず 図1 を見てほしい。精神保健福祉法に基づく「23条通報」、つまり警察官から通報があった場合の都道府県ごとの措置診察・入院の状況...
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精神病床は特養と介護医療院への転換を 高齢化見据え
2025年04月25日 18:15
【石川県立こころの病院院長、日本公的病院精神科協会会長 北村立】 東京大附属病院精神神経科リカバリーセンターセンター長の近藤伸介氏らの研究によると、長期入院を経て地域に移行した重度精神疾患を持つ...
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変化する認知症医療、「軽度行動障害」への対応必要
2025年03月25日 11:23
【石川県立こころの病院院長、日本公的病院精神科協会会長 北村立】 2023年9月にレカネマブ、24年9月にドナネマブと、2つの抗アミロイドβ(Aβ)抗体薬が承認され、わが国の認知症医療も新しいステ...
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精神科と一般科の救急「一体化」を 40年構想見据え
2025年02月27日 13:00
【石川県立こころの病院院長、日本公的病院精神科協会会長 北村立】 高齢化がピークを迎える2040年ごろを見据えた新たな地域医療構想(40年構想)では、入院医療にとどまらず、外来や在宅、医療・介護連携な...
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診療所の「通精」精神科医以外が3割 千葉と神奈川で
2025年01月23日 12:00
【石川県立こころの病院院長、日本公的病院精神科協会会長 北村立】 通院・在宅精神療法については、2022年度の診療報酬改定で精神保健指定医(指定医)とそれ以外の医師が行う場合の報酬に差が付けられた...
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精神科のアウトカム指標に「地域生活日数」を
2024年12月24日 12:00
【石川県立こころの病院院長、日本公的病院精神科協会会長 北村立】 厚生労働省の「新たな地域医療構想において精神医療を位置付ける場合の課題等に関する検討プロジェクトチーム」(構想・精神PT)が2024...
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役割終えた「スーパー救急」 軸足は「精神科地ケア」に
2024年11月22日 12:00
【石川県立こころの病院院長、日本公的病院精神科協会会長 北村立】 20世紀の終わりごろから全国で精神科救急医療システムの整備が進み、その旗振り役として精神科救急入院料(現精神科救急急性期医療入院料...
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岐路に立つ精神医療 これからの経営思考(1)
2024年10月31日 10:30
精神医療での診療報酬改定も数々見直されてきたが、人口減少や疾病構造の変化を背景に現場とのズレが目立ち、病院経営に影を落とし始めた。精神医療は岐路に立ち、その流れを踏まえた経営のかじ取りが、いま求...
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