人手が足りない。今の日本では、ほとんどすべての業界がこの悩みを抱えている。もちろん、調剤薬局も例外ではない。というより、他のどの業界と比べてもその問題は深刻といえるかもしれない。
■ 慢性化している薬局の人材不足
その深刻さを裏付けるデータがある。医療や介護のニュースを手掛けるCBnews社では今年1月から2月にかけて、薬局経営者に対し、人材確保に関するアンケート調査を実施した=グラフ1=。
このうち、「現在までどのくらいの期間、薬剤師の採用に困っているか」を尋ねた質問では、5年以上と回答した経営者が4割近くに達した。年単位で人材確保に苦しんでいる経営者は、全体の6割余りを占めた。
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