2019年度の医療保険医療費は、4-5月で前年度比3.2%増となった。診療報酬改定のない年では、17年度の2.3%増を上回るが、15年度の3.8%増には及ばない。ただし、19年5月は平日数が前年に比べて3日少ないため、その分伸びが低くなっていて、実質の伸びは3.2%より高めと考えられる。診療種類別では、薬価改定の影響を脱した調剤が5.8%増と高い伸びになっている。【ライター 設楽幸雄】
19年度医療費については、社会保険診療報酬支払基金が6月診療分まで、国民健康保険中央会は5月診療分までの支払状況を確定した。両者を合計すると、医療保険医療費の支払額となる。
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