国立病院機構九州医療センター精神神経科の田中裕記氏は9日に開かれた精神保健医療福祉の今後の施策に関する検討会で、血液透析が必要な慢性腎臓病(CKD)など精神科病院では対応が難しい身体合併症に関する実態把握を行うよう求めた。精神疾患がある患者の高齢化に伴い、増加が見込まれる身体合併症について患者数などを把握した上で、合併症の治療を行う総合病院の精神科が担う役割の整理や環境の整備が必要だと指摘した。【渕本稔】
この日の会合で田中氏は、総合病院の精神科が担う役割について発表。多くの身体合併症は
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