厚生労働省が30日に開いたアルコール健康障害への対策を検討する関係者会議で、稗田里香委員(東京通信大人間福祉学部教授)は、依存症家庭に育った子どもは、両親の仲を取り持ったり、家族の心理的ケアを無自覚に行ったりしているケースが少なくないことを指摘した。そのため稗田委員は、第3期アルコール健康障害対策基本計画(2026-30年)にそうした子どもたちへの支援を重点課題として盛り込むなどの提案を行った。【渕本稔】
稗田委員は、基本計画の基本的施策にある「教育の振興等」や「アルコール健康障害に係る医療の充実等」、
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