中央社会保険医療協議会(中医協、会長=遠藤久夫・学習院大経済学部教授)は、11月10日の総会で、医療機器3件の保険適用について厚生労働省から報告を受け、いずれも了承した。来年1月に保険収載される予定。
【関連記事】
【中医協】医療機器の保険適用で価格ルール
【中医協】医療機器60件を保険適用
【中医協】新規保険併用に医療技術1件を了承
【中医協】医療機器6件の保険適用を了承
【中医協】新規保険適用に医療機器2件、高度医療3技術を了承
区分C1(新機能)で了承されたのは、「トラベキュラーメタル モジュラー 寛骨臼システム」(ジンマー社)の1件。人工股関節置換術を行う際に、股関節機能を代替するための臼蓋シェルで、保険償還価格は19万9000円(収載までの暫定価格は16万5000円)に設定された。
区分C2(新機能・新技術)で了承されたのは2件。
「X-STOP PEEK インプラント」(メドトロニックソファモアダネック社)は、神経性の間欠性跛行を伴う腰部脊柱管狭窄症患者のための脊椎用インプラントで、保険償還価格は22万3000円。
「ELVeSレーザー」(インテグラル)は、一次性下肢静脈瘤患者に対し血管内レーザー治療を行うためのシステムで、伏在静脈本管の血流遮断に使用する。保険償還価格は設定されず、次回の診療報酬改定まで既存の技術料を準用する。
(残り0字 / 全665字)
この記事は有料会員限定です。
有料会員になると続きをお読みいただけます。
【関連記事】