中央社会保険医療協議会(中医協、会長=森田朗・東大大学院法学政治学研究科教授)は4月20日の総会で、医療機器計171件を新たに保険適用することを了承した。医科144件、歯科27件で、いずれも3月1日付か4月1日付で既に保険収載されている。
医科144件の内訳は、区分A2(特定包括)が46件で、「コンステレーションビジョンシステム」(日本アルコン)、「経皮血液ガスシステムTCM4シリーズ」(ラジオメーター)など。区分B(個別評価)は78件で、「整形外科キット」(ホギメディカル)、「ウロテラルステント2」(グッドテック)など。区分C1(新機能)は14件で、「アンセムRF」(セント・ジュード・メディカル)、「アパセラム-FX」(HOYA)など。区分C2(新機能・新技術)は6件で、「植込み型補助人工心臓EVAHEART」(サンメディカル技術研究所)、「DuraHeart左心補助人工心臓システム」(テルモ)など。
歯科27件の内訳は、区分A2が5件で、「XIOS PlusセンサーUSBモジュール」(シロナデンタルシステムズ)、「モーションビジトレーナーV-1」(フジタ医科器械)など。区分Bは21件で、「オールボンドオペーカー/C&B」(エイコー)、「ベータチタニウムワイヤー」(バイオデント)など。区分C1は1件で、「バードアジェントI.C.」(メディコン)。
総会では、臨床検査4件の保険適用について審議し、いずれも了承した。
内訳は、E2(新方法)が1件で、「HER2遺伝子標本作製」(準用点数は2500点)。E3(新項目)は3件で、「角膜単純ヘルペスウイルス抗原(定性)」(210点)、「HBVジェノタイプ判定」(340点)、「HPVジェノタイプ判定」(2000点)。
また、3月10日の先進医療専門家会議で高度医療に承認された2技術についても報告を受け、いずれも了承した。
了承されたのは、▽症候性脳放射線壊死に対する核医学的診断とベバシズマブの静脈内投与治療▽エストロゲン受容体陽性HER2陰性乳がんに対するTS-1術後療法-の2技術。
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