DPC評価分科会(分科会長=小山信彌・東邦大医療センター大森病院心臓血管外科部長)は10月14日、医療安全など医療の質向上を促す狙いでDPC対象病院に適用している「機能評価係数2」の取り扱いを議論した。同分科会が9月に開いた前回の会合では、2012年度診療報酬改定で導入する係数2の候補として、「専門病院の評価」と「診療情報の提供や活用」の2項目が浮上したが、14日にはこのうち専門病院の評価の見送りが決まり、新規の導入は最大でも1項目になる見通しだ。
一方で、「地域医療指数」など昨年度に導入した6項目による評価については、存続させる方針を固めた。このうち複雑性指数や「効率性指数」「カバー率指数」の3項目に関しては、現在の評価方法を継続する方向で一致。残る地域医療指数や「データ提出指数」「救急医療係数」については、評価の仕組みの見直しを検討する。いずれも中央社会保険医療協議会に年内に報告し、最終判断は中医協が下す。
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