中央社会保険医療協議会(中医協、会長=森田朗・東大大学院教授)は18日の総会で、現行の調整係数に代わってDPC対象病院に適用する基礎係数を、「大学病院本院群」など3つのグループごとに設定する内容の中間報告案で大筋で合意した。DPC評価分科会の小山信彌分科会長(東邦大医療センター大森病院心臓血管外科部長)が報告したが、委員から3通りの設定への反対意見はなかった。
厚生労働省は、2012年度以降、何回かの診療報酬改定を経て、こうした形に切り替えたい考え。最終形に何年後に移すかは、年明け以降に中医協で議論する。小山分科会長は同日の総会の席上、現場の混乱を避けるため、少なくとも16年度までかける必要があるとの認識を示した。
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