厚生労働省の調べによると、認知症治療病棟入院患者のうち半数近くが、受け入れ先さえ整えば現在の状態でも退院は可能と答えたことが分かった。退院できないのは、家族の受け入れが困難という理由が最多で、退院した場合には、看護師などの援助指導が必要とした人が9割近くに上った。これについて、中央社会保険医療協議会(中医協)の長瀬輝諠委員は「重症患者を受け入れるための、精神療養病棟に準じたような施設が必要」として、受け皿の必要性を強調した。【丸山紀一朗】
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