予防接種のワクチン開発について、厚生労働省は5日に開催された厚生科学審議会の予防接種・ワクチン分科会研究開発及び生産・流通部会で、より少ない接種回数で有効性を評価することなどを開発企業に要請する案を示した。ワクチンの種類の増加に伴い、接種スケジュールの過密化が進んでおり、誤接種や有害事象のリスク増加などが懸念されている。同省は、接種回数を抑えることで、利便性の向上や事故防止につなげたい考えだ。【新井哉】


　予防接種基本計画には、優先度の高いワクチンとして、DPT―IPV（百日せき、ジフテリア、破傷風、ポリオ）を含む混合ワクチンが挙げられている。また、主に小児が罹患するRSウイルス感染症などについても、新規ワクチンの研...