厚生労働省は17日、今年度の「病床機能報告」の集計結果(速報値)を公表した。報告マニュアルを見直し、「高度急性期」の機能に当てはまる特定入院料などを例示したが、同機能を担う病床の割合は13.6%で、前年度の調査(確報値)と変わらなかった。【佐藤貴彦】
医療機能は「高度急性期」「急性期」「回復期」「慢性期」の4つ。各機能の考え方を、厚労省が報告マニュアルで説明している。
今年度の報告に向けたマニュアルでは、各機能と親和性が高いと考えられる特定入院料を例示。例えば、「救命救急入院料」を届け出る治療室を「高度急性期」として報告するよう促した =表= 。ただ、例示した特定入院料を算定していなくても、医療機関側の判断で機能を選択できることも明示した。
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