日本病院薬剤師会の川上純一副会長・医療政策部長は、このほど開催された「中小病院薬剤師実践セミナー」で講演し、2018年度診療報酬改定を「評価体系などを根本からつくり変えるものだ」と評価した。また、中小規模病院は大病院に比べて新しいことに挑戦しやすい環境にあるとし、その強みを生かすべきだとの考えを示した。【松村秀士】
このセミナーは、日本病院薬剤師会が病院・診療所に勤務する薬剤師を対象に開催したもので、約140人が参加した。
講演で川上副会長は、17年12月に公表された18年度診療報酬改定の基本方針で示された「改定の基本的視点と具体的方向性」では、重点課題として「地域包括ケアシステムの構築と医療機能の分化・強化、連携の推進」が挙げられていると説明。その上で、「これは前回の改定とほぼ同じ内容だ」とし、18年度改定の方向性は、16年度改定に沿ったものになったとの考えを示した。
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