山口大、秋田大、香川大、旭川医大、鳥取大の国立5大学の医学部が、臨床データや解析技術を互いに共有し、疾患研究に関する包括連携協定を結んだ。医療研究ネットワーク「Alliance(アライアンス)5」と名付け、各大学の強みや地域特性を生かしながら全国規模の研究基盤を構築し、難治性疾患・希少疾患や加齢関連疾患の研究を進める。【八木一平】
IoTやAIなどの技術を活用しつつ、従来は単独の大学や地域では難しかった大規模な症例集積やデータの比較解析を進め、治療法、予防法、診断法の開発に役立てる。
8月1日の記者会見で、田邉剛・山口大医学部長は、「人、設備、データという貴重な研究資源をバーチャル的に集約化することで、統合的・革新的な医学系研究の向上が期待できる。一つの『総合医科大学』を形成するイメージだ」と説明した。
今後、他の大学にも参加を呼びかける。既に5大学間では共同研究を進めている疾患もあるが、
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