医療インバウンドを地域で受け入れ 亀田総合・亀田氏
「メディカルジャパン大阪」講演(2) PR
3月に「インテックス大阪」(大阪市住之江区)で開催された「メディカルジャパン大阪」(RX Japan 主催)では、医療をはじめ多くの講演が行われました。CBnewsでは、病院経営のヒントになる4つの講演を連載で紹介します。2回目は、「医療ツーリズム・外国人患者受け入れの成功戦略」をテーマに講演した亀田総合病院(千葉県鴨川市)国際事業本部長の亀田隆太氏。
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医療インバウンド拡大に向けて亀田総合病院が重視するのは病院間連携だ。海外患者が直接受診できる窓口を整備し、自院をハブに他院も紹介できるネットワークを構築している。連携先の体制が不十分な場合は、通訳手配も担うなど、負担を引き受けてでも連携を強化し、地域全体で受け入れる「面」の体制作りを進めている。
亀田氏は、患者満足度も医療インバウンドで重視する。海外視察の経験談として、タイの国際病院を受診した際の印象を紹介。各国専用の外来やラウンジ、観光案内も整備され、ホテルに滞在しているような快適さと高い満足度を実現していたという。亀田氏の国際事業本部長就任後、亀田総合病院は人間ドックと地域観光を組み合わせたパッケージの提供を始めた。合わせて職員の英語教育を推進するほか、多文化理解を深める研修の受講も必須化した。亀田氏は、来日する患者の多くが家族同伴であることから、観光も重要な要素になると指摘。「パッケージ化によって、患者・家族が安心して滞在・受診できる環境づくりができれば非常に良い」との考えを示した。
亀田総合病院での現在の取り組みの目標を、「幅広い診療領域で海外患者を受け入れる“国際病院型”」(亀田氏)と位置づける。ほかのタイプとして、地域に住む外国人の受診が中心の「外国人住民型」、訪日客の救急対応も担う「旅行者ER型」、特定分野に強みを持つ「専門特化型」といった類型を示した亀田氏。「まずは自院の立ち位置と目標を明確にし、それに応じた体制を整えることが重要だ」と強調した。その上で「医療水準の高い日本には、医療インバウンド拡大の大きな可能性がある」と述べ、受け入れ体制の一層の強化を呼び掛けた。
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