厚生労働省は11月26日の中央社会保険医療協議会の総会で、医科と歯科の医療機器計52件を1日付で保険適用したと報告し、了承された。うち医科は48件で、内訳は区分A2(特定包括)が20件、区分B(個別評価)が26件、区分C1(新機能)が2件。歯科4件の内訳は、区分A2が2件、区分Bが2件。
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医科の区分A2は、内視鏡「大腸ビデオスコープOLYMPUS CF TYPE Y0027」(オリンパスメディカルシステムズ)、診断用エックス線装置「ポータブルX線撮影装置NX‐100」(ティーアンドエス)など。区分Bは、血管造影用の「マイクロカテーテル」(ユー・ティー・エム)など。
歯科の区分A2では、歯科パノラマ断層撮影デジタル映像化処理装置の「VitaCRシステム」(ケアストリームへルス)など、区分Bでは乳歯金属冠の「キッズクラウン」(モリタ)などが了承された。
■肺炎の臨床検査1件の保険適用を了承
26日の総会では、臨床検査セット「ラピラン肺炎球菌」(大塚製薬)の保険適用も了承した。肺炎球菌感染症の補助診断として、喀痰または「上咽頭ぬぐい」の中の抗原を、簡易検査のイムノクロマト法により検出する。
尿などを検体に用いる従来の検査法に比べ、感染早期の検出が可能で、感度も高いという。12月1日付で保険適用し、検査料210点のほか、月1回に限り免疫学的検査判断料144点の算定を認める。
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