中央社会保険医療協議会(中医協、会長=森田朗・東大大学院教授)は9月28日の総会で、2012年度診療報酬改定に向けた具体的な検討項目とスケジュールを決めた。介護報酬との同時改定で焦点となる医療・介護の連携は、11月後半から12月前半にかけて審議する。
厚生労働省が示したスケジュールによると、中医協もこれに沿ったテーマごとに、10月から12月前半にかけて検討を進める。
充実が求められる領域の適切な評価では、10月前半に救急・周産期医療、同月後半にがん医療、感染症対策、生活習慣病対策、11月前半に認知症医療、精神科医療、同月後半に歯科医療、調剤報酬、12月前半にリハビリテーションについて議論。医療・介護の機能分化と連携では、11月前半に在宅医療や訪問看護について審議し、その後、医療・介護連携の検討を進める。
一体改革成案に盛り込まれた医療提供体制の見直しは、10月前半に検討に着手し、11月後半に、▽入院診療▽外来診療▽地域に配慮した評価―に分けて集中的に議論する。
災害に強い医療提供体制の構築については、10月後半に審議する。
このほか、レセプト並み明細書の無料発行は10月前半、患者への相談支援体制は11月前半、平均在院日数の減少は同月後半、医療従事者の負担軽減、チーム医療は12月前半に議論する。
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