厚生労働省の先進医療会議は2日、重症肥満症に対する「腹腔鏡下スリーブ状胃切除術および十二指腸空腸バイパス術」(申請者=東北大病院)を先進医療Aとして認めるかどうかを議論し、継続審議とした。同技術は、2014年に保険適用された、胃の大半を切り取ることで食事の量を減らす手術に加え、バイパス術を行うことで腸の通り道を短くすることにより、栄養素などの体内への吸収を抑え、より高い治療効果を目指すもの。評価を担当した委員らからは、「安全性などを担保するデータがあまりに乏しい」など、厳しい意見が出た。【丸山紀一朗】
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