1983年に開設した同院。ほかの病院に先駆けてリハビリテーションの重要性に目を付け、その機能に特化してきた。これは、開設者である会田氏の祖母が、職員の意見に耳を傾けた結果だという。「祖母も、現理事長の父も医師ではない。だからこそ、現場の声を大事にしてきた」と、会田氏は同院の特徴を説明する。
病院では、回復期リハビリテーション病棟3棟と障害者施設等入院基本料を届け出る一般病棟1棟を運営。「この地をリハビリテーション先進地域へ~Continuum of care~の実践」を基本理念に掲げる。これは、入院医療のほか、訪問看護ステーションや通所リハビリテーション事業所などでも必要なサービスを提供することで、患者が退院した後も生活機能の向上を目指すというもの。基本理念は院内の目立つ場所に張り出して、退院を控えた患者に安心感を与えている。
16年度改定の足音…それぞれの選択(1)-7対1堅持、包括ケアに備える
16年度改定の足音…それぞれの選択(2)-ADL加算、疾患別リハ除外が障害に
16年度改定の足音…それぞれの選択(3)-10対1から地域包括、単価アップ
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