2016年度の診療報酬改定では、DPC対象病院のII群の「実績要件3」(高度な医療技術の実施)に、内科系学会社会保険連合(内保連)が提唱した「特定内科診療」が新たに加わった。内保連の工藤翔二代表(結核予防会理事長)は、「高度急性期の中で、内科と外科の両方を評価するのは当然のことだが、ようやく念願がかなった。内科の技術評価はいい方向に向かっている」と話す。工藤代表に、16年度改定を総括してもらった。【聞き手・構成=敦賀陽平】
ただ、国の財政が厳しい中、本体の改定率は0.49%のプラスとなった。厚生労働省は随分と知恵を絞って、財源を確保したと思う。この点は評価できる。
病棟群は「もう少しフレキシブルに」-識者が読み解く16年度改定(1)
「ビジネスモデル」化した回リハ病院に警告-識者が読み解く16年度改定(2)
療養病棟は養生の場から治療の場に-識者が読み解く16年度改定(3)
試される7対1病院の「営業力」-識者が読み解く16年度改定(4)
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