脊椎内視鏡下手術で全国トップクラスの実績を持つ「岩井グループ」。一般病棟用の「重症度、医療・看護必要度」(看護必要度)に「C項目」が新設された影響で、グループ内の2病院では、7対1入院基本料の要件の一つとなっている看護必要度の基準を満たす重症患者の割合(4月分)が共に30%を超えた。7対1を届け出る「岩井整形外科内科病院」(東京都江戸川区、一般60床)では、7対1の施設基準を難なくクリアできた半面、DPC制度の機能評価係数Ⅱがダウンし、単科のDPC対象病院にとって難しい局面を迎えている。【敦賀陽平】
「C項目は、手術した事実があればいいというシンプルな評価方法です。特に手術が多い病院にとっては、これまでの状態の組み合わせよりも評価はしやすいと思います」。稲波脊椎・関節病院の齋藤雅彦・医事課長はこう指摘する。
C項目で“医療必要度”の視点が明確に!-検証・新看護必要度(1)
「救急搬送」評価で重症患者が3ポイント増-検証・新看護必要度(2)
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