厚生労働省は26日、社会保障審議会の「療養病床の在り方等に関する特別部会」(部会長=遠藤久夫・学習院大経済学部教授)の会合に、介護療養型医療施設(介護療養病床)の転換先となる新類型のたたき台を示した。利用者一人当たりの床面積を8.0平方メートル以上とするもので、委員からは暫定的に6.4平方メートルでも認めるべきとの意見が相次いだ。同省側はこれを受け、大規模な改修をするまで経過措置を設ける考えを示した。【佐藤貴彦】
新類型については、同省の検討会が、考えられる選択肢について議論し、今年1月に検討結果を取りまとめている。そこでは、施設が医療サービスを内包する「医療内包型」と、併設する医療機関が居住者に医療サービスを提供する「医療外付型」が考えられるとしていた。
26日の会合で同省は、「医療内包型」と「医療外付型」とで計3パターンの案を示した。
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