【株式会社スマイル・ガーデン 村尾孝子】
■挨拶は「心を開いて自分から」
「接遇とは、思いやりやおもてなしの心を込めて相手に接すること」と前回お伝えしました。今回は、思いやりの心の表し方について、もう少し具体的に考えます。
思いやりの気持ちを表す方法はたくさんありますが、基本は挨拶でしょう。「挨拶くらい簡単なこと」と思うかもしれませんが、思いやりがきちんと相手に伝わり、相手から信頼を得やすい挨拶になっているでしょうか。
挨拶のポイントは「心を開いて、自分から」です。例えば、明日のミーティングのことを考えながら、誰かとおしゃべりしながらでは、相手に心を開いて挨拶をしているとは言えません。「自分のことを真剣に考えていない」「言葉だけで心がこもっていない」ように伝わり、相手の心に響かないだけでなく、「仕方なく挨拶している」「私のことなど気にもかけていない」などとマイナスの印象を与えるかもしれません。まずは自分から、感謝やいたわりの気持ちが伝わるように、声の大きさやトーンも意識し、相手の目を見て声を掛けます。
次回配信は3月16日5:00を予定しています
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