厚生労働省は10日、保険薬局がポイントカードを発行し、保険調剤の一部負担金を患者が支払う際にポイントを付与するサービスを原則禁止する「保険薬局及び保険薬剤師療養担当規則」(薬担規則)などの改正案について、パブリックコメントの募集を開始した。募集は31日まで。
改正するのは薬担規則のほか、「保険医療機関及び保険医療養担当規則」と「高齢者の医療の確保に関する法律の規定による療養の給付等の取扱い及び担当に関する基準」で、施行期日は今年4月1日。
同サービスをめぐっては厚労省が昨年1月に、患者の保険薬局の選択について、「経済的付加価値」ではなく、「保険薬局が懇切丁寧に保険調剤を担当し、保険薬剤師が調剤、薬学的管理及び服薬指導の質を高めることでなされるべき」との通知を出していた。しかし、昨年10月の中央社会保険医療協議会の総会で、通知後も同サービスが行われていることが問題視され、11月の総会で同サービスを原則禁止するよう薬担規則などを改正することが了承された。
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