厚生労働省が10日に開いた精神保健医療福祉に関する検討会で、岸本泰士郎参考人(慶応大ヒルズ未来予防医療・ウェルネス共同研究講座特任教授)は、精神科の受診に困難や抵抗感がある患者にオンライン診療が有効だったとする厚生労働科学研究の中間報告を行った。現行では、オンラインの精神療法を初診で実施することは禁じられているが、岸本氏は「患者ニーズが高い」と指摘。初診も含めて、オンライン診療を活用するための措置を検討するよう求めた。【渕本稔】
オンラインでの精神療法については、2023年3月に「情報通信機器を用いた精神療法に係る指針」で留意点などが
(残り911字 / 全1180字)
この記事は有料会員限定です。
有料会員になると続きをお読みいただけます。
【関連記事】