国立大学病院長会議の理事・事務局長の塩崎英司氏は21日、文部科学省の医学教育の在り方に関する検討会で、国立大病院では大学全体で貸借対照表(BS)を作成しているものの、病院としては損益計算書(PL)とそれに基づく簡易的なキャッシュフロー計算書(CS)のみの作成にとどまることから、病院でもBSを作成し、財務状況の見える化を図るべきだとの考えを示した。物価・賃金の高騰により病院の経営状況が急激に悪化する中、現状では病院の現預金などの資産の実態が分かりにくく、BSの作成により病院運営に必要な財源の額を把握できるようにすべきだとしている。【渕本稔】
国立大学病院長会議によると、2024年度の国立大病院全体の収支は
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