昨年11月28日から29日に開催された第54回日本医療福祉設備学会は、「レジリエントな医療福祉のために」をテーマに掲げた。学会長を務めた清水建設の中田康将氏と副学会長の小林健一氏へのインタビューから、建設コスト高騰と人口減少という厳しい環境下で、病院経営者が直面する構造的課題と解決策が浮かび上がってきた。
■3倍に膨らんだ建設コスト
病院建設の坪単価は、10年ほど前は100万円だったが、2010年代後半から急騰を始め、現在は300万円超といわれる。背景にはオリンピック需要に続く万博関連工事により、人手不足と資材高騰があるというのが中田氏の見解だ。
こうした中で中田氏らが提案するのは、選択と集中による部分改修だ。中田氏は、総建て替え以外の戦略的アプローチが不可欠と強調する。「全部できなくても、集中して投資する。例えば
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