財政制度等審議会(財務相の諮問機関)は27日、社会保障など分野ごとの提言を盛り込んだ財政運営に関する建議をまとめた。賃金や物価の水準が上昇しない中でも高齢化の影響などで医療費がおおむね上昇を続けてきたとして、病院と診療所の経営状況の違いに配意しながら、全体として診療報酬を適正化する必要性を指摘している。【兼松昭夫】
財政審は、若者・子育て世帯の手取り所得を増やし社会保障制度の持続性を確保する観点から、医療・介護の保険料率の上昇を最大限抑制する
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