東京健生病院(136床、東京都文京区)では今年4月から、看護職員が気分を「晴れ」や「雨」といった天気のマークで表現し、それを看護師長らが把握する仕組みを導入した。不安や悩みを「見える化」させることで、早期のフォローにつなげている。【佐藤貴彦】
同病院は、一般病棟(10対1)や医療療養病棟などを持つ“ケアミックス型”の病院で、合わせて100人ほどの看護職員が勤務する。天気のマークで気分を表す仕組みは、このうち25人ほどが働く一般病棟で導入された。
■虹や雨、雷…気分を天気マークに この仕組みは、東京メンタルヘルス(同豊島区)などが開発したもの。専用のソフトが入ったタブレット端末を操作すると、天気のマークが画面に表示される。マークには、▽虹▽晴れ▽晴れ曇り▽曇り▽雨▽雷-の6種類がある。
東京健生病院の一般病棟では、タイムカードの横に、このタブレット端末が置かれている。職員は出勤時と退勤時に、気分に合ったマークを一つずつ選択する。選んだマークの傾向などは、本人や上司が確認できる。
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