趣旨説明

　本セミナーでは、
日本歯科大学教授／口腔リハビリテーション多摩クリニックの菊谷氏より
【現場栄養士向け】嚥下調整食の基本や課題解決のポイントなどをお話いただきます。
株式会社ベネッセパレットの下口氏からは
【経営層向け】完調品導入で厨房の業務効率化・人材不足対応について事例を踏まえてお話いただきます。

ご参加いただいた方には、［菊谷教授監修］ベネッセパレット介護食の試食サンプル無料申込もご案内いたします。ぜひお早めにお申し込みください。（※アーカイブ配信はございません）

講演内容

１．嚥下調整食の特性とその功罪ー嚥下調整食の選択、自信を持ってできますか？ー

講演：日本歯科大学教授／口腔リハビリテーション多摩クリニック　菊谷 武 氏

　日々の介護・医療現場で欠かせない「嚥下調整食」。その形態や物性は、利用者一人ひとりに合わせて慎重に選ぶ必要がありますが、食形態の選定プロセスや食形態の基準は施設・病院によってさまざまです。ご利用者に合わない選択は思わぬ事故や誤嚥性肺炎の誘引につながる可能性があり、食事提供の現場においては常にこの問題に向き合うことが重要です。今回は、日本歯科大学教授、口腔リハビリテーション多摩クリニックの菊谷武氏をお招きし、「嚥下調整食」についてお話いただきます。

　菊谷氏は、「嚥下調整食・介護食」は作っている過程で加水が多く必要となり、実際のご利用者の口に摂取される頃には、栄養密度が低い状態で提供されていることに課題を感じています。「介護食や嚥下調整食がいいことばかりなら、健常な私たちも食べますよね。必要な人に嚥下調整食を届けるのは、私たちの（介護・医療現場の）仕事ですが、同時に嚥下調整食を食べなくていいように取り組むのも私たちの仕事です。また、本当に必要な人に必要な食形態の食事サービスが届かない最大の原因は、嚥下調整食のメリット、デメリットを理解していない、さらには、ご利用者、ご家族に納得する説明ができない専門職の力不足にほかありません。」こうした課題認識をタイトルにこめて、講演をさせていただきます。



２．人手不足と誤嚥リスクを同時解決！経営層が注目する次世代型Neoきざみ食（完調品）の魅力とは

 講演：株式会社ベネッセパレット　生産本部　副本部長　下口 貴正　氏

　経営者の皆様、「食材費高騰」「人手不足」「採用難」「多様な人材登用（シニア、外国人、無資格未経験等）」…こんな課題を抱えていませんか。完調品を活用することで多くの課題に対応することができるため、導入する病院や介護施設が年々増えてきています。手作りのお食事は、仕入れ、仕込み、調理（ミキサー）、盛り付け、提供と非常に工程が多く時間も労力もかかります。一方、完調品はすでに出来上がっているものを搬入し、温めて提供するだけでとても簡単で誰でもできます。完調品の導入で厨房の人材不足対応や業務効率化をすることができるのです。

また、ベネッセパレットでは、栄養バランスや食材の見た目や美味しさにも徹底的にこだわっております。製造に込めた熱い想いや工夫もご紹介します。安全性・効率性・満足度を追求する「ベネッセパレットの介護食」はすでに多くの方に選ばれています。ぜひこの機会に、その魅力を知っていただきたいです。

プログラム

14:00～14:05　　開会、開会あいさつ
14:05～14:55　　日本歯科大学教授／口腔リハビリテーション多摩クリニック　菊谷 武　氏
　　　　　　　　　「嚥下調整食の特性とその功罪ー嚥下調整食の選択、自信を持ってできますか？ー」
14:55～15:05　　質疑応答
15:05～15:30　　株式会社ベネッセパレット　生産本部　副本部長　下口 貴正　氏
　　　　　　　　　「人手不足と誤嚥リスクを同時解決！経営層が注目する次世代型Neoきざみ食（完調品）の魅力とは」
15:30～15:40　　質疑応答
15:40　　　　　　閉会挨拶、閉会